最近読んだ本~重松清、山本七平、姫野カオルコ

風林火山も佳境。第3回の川中島の戦いも一気に突入!勘違いしていたけど、今回は50回まであるんだなあ。あと7回あるってことだね。勘助は由布姫の約束どおり?跡取りをつくるために、リツを養女に。オープニングでのリツの茶目っ気たっぷりの、「はやきことかぜのごとく」のやり取りは個人的に面白かった。晴信は信濃守護を拝命し、出家して信玄になった。長尾影虎もまた関東管領上杉氏を継承するために上洛の途につく。平蔵は軍師になりたいと宇佐美に申し出。なぜか敵の軍師、山本勘助の名を出すという展開に・・・
山本勘助で盛り上がっているところで、風林火山関連の書籍は結構読んだよ。斜め読みも多いけど。
最近読んだ本では・・・・・
『山本勘助はいなかった~「風林火山」の真実』 山本七平著
小説ではない。活字も大きく、読みやすかったのだが、なかなか山本勘助が出てこないのはなぜ?ちとハメラレタ感は否めないが、それもそうだ、タイトルどおりの「山本勘助はいなかった」っというのが、現在の学会の定説であるとだけ綴られている。その部分が唯一といっていいかも。甲陽軍艦の読みなどで、勘助の生誕に触れがあることなどから架空人物で、何人も山本勘助(介)なるものはいた。史実に基づいた部分が多いので、信虎、信玄に関するエピソードが中心。大河ドラマ『風林火山』でも、ミツを信虎が弓で射るシーンがあった。その辺も信虎をイメージ。庶民に向けて弓を射ることもあったそうだが、誇張した捉え方のよう。また、長篠の戦いで武田は織田に敗れたが、武田勝頼と晩年、駿河から信虎は行き会っていたという史実があるなど、興味深い部分もあったのでもし興味あれば読んでみて~。
『小学五年生』 重松 清著
受験の神様って番組で、広がおじいちゃんが亡くなった時に机に向かって読んでいた本がこれだった。図書館でもいつも借りられていたので重松清の書籍を手にしたが、官能小説も多く、逆に興味が沸いた。てへ(* ̄ー ̄)>
短編小説で綴られているので非常に読みやすい。また内容もいずれも小学五年生の少年の気持ちで綴られていてすごくいい!
家族のこと、家庭の悩み、両親の離婚、学校で気になる彼女のこと、転校生の気持ちの変化。男女の性、身体の変化。バレンタインデーの一日のドキドキなどなどホントにすごくいい!すごくいいは「雨やどり」に出てくるフレーズで印象に残る。気になる子と偶然出会ったシュチエーション。傘は一本。高鳴る鼓動、他愛もない会話で幸せになる。
「プラネタリウム」 「こども天文教室」に一緒に行こうと誘われながらも相手にはドタキャンされ一人で参加する羽目に。さらに自己紹介を失敗して動揺。グループづくりでは仲間はずれで取り残された。同じく取り残されていた他の小学校の女の子と偶然にもグループにされ彼女を意識する少年。奇遇にも二人は同じ誕生日だったということで、嬉しい気持ちになる。同じクラスには片思いの子がいるのに、これは浮気なのか?俺って女たらしのヘンタイなのか?小学5年生の心の内が表現されていてほのぼのになる。
とにかく、小学五年生の目線で語られる。国語の教科書に採用されそうな短編小説っていうイメージだね。国語の出来ない息子にも読ませたい一冊だ。あまりにもリアルすぎるかな?広も読んでいたからいいだろう。でも、40の男が読んでも感動できるのでぜひ読んでみて。
ああ、疲れた・・・・軽く流すよ。
姫野カオルコ著の『ああ正妻』
たぶん女性が手にする本だと思うけど、図書館だから読んでみた。途中、解説みたいなのが入ってちと読みづらくなったけど、幸せな結婚とはどういうものか?!
お嬢様にまんまとはめられ、出来ちゃった婚をさせられた、真面目な夫のノンフィクション?!とにかく振り回される悪態ぶりにはかなりフラストレーションが溜まってきた。女性が読んでも、この悪妻、恐妻ぶりはたまるかも?!

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