まだまだというか、あの1点に誰しもが引っ掛っている。植田ジャパンが本物か否かを占う試合と思ってみた韓国戦。最近は3連勝で負けていないが、その前は10連敗。女子が五輪出場出来なくなって相手も背水の陣。宿命のライバル同士でプレースタイルも似通ってってお互いの力量を知り尽くした相手だけに本気モードでぶつかってくるので、ここはスカッと勝ちたかった。がしかし、植田監督が「今までで一番苦しい試合だった。」とコメント。
宇佐美のトスが3枚に集中するのか読まれているということらしいが、第2セット劣勢に立たされ、重苦しい雰囲気が漂う。相手の連続ポイント、リードされると浮き足立つ弱い日本がまた見え隠れぬぅ(; ̄- ̄)...ミドルブロッカーがもう少し機能出来れば幅が広がるのではないかと。個人的には俺と同じ誕生日、戸隠村出身の松本選手を応援しているのだが、今大会はまだまだ控えめ。(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
イタリア、イランにはことごとくブロックポイントを稼がれて、世界とは、やはりブロック力の差が歴然とある。序盤の第1セットは、石島、越川の100キロ越えのジャンプサーブで相手のサーブレシーブを乱し、単調になった韓国を珍しくブロックが冴えていたように思えた。攻撃陣も山本、越川、石島がまずまずの調子で競り合ったがなんとか抜け出したがしかし、第2セットはブロックが決まらず苦しい展開で結局劣勢のままで失う。石島に替えて荻野、宇佐美に替えて朝長投入。
24年ぶりだっけ?アジア王者になった時の正セッターの朝長。最近はほとんど控えだった重苦しい雰囲気を払拭したのは、第2セット途中からのセッター朝長の投入だったように思えた。ディフェンス面でも津曲のレシーブは安定感あり、乱れてもフォローが効いていて苦しい場面でもクイックを使って優位に展開出来ていた。朝長のコメントでもセンター線を意識させること。心配しても相手が警戒するとの読みどおり、松本、山村を使いこなす。
乱れた時の2段トスを今までなら打ち切れなかったものが、山本、越川、石島らが打ち切っているのが印象的。3枚ブロックでも打ち抜く力は、今までの日本とは明らかに違って見えたので、これは本物かと思った。
課題は苦しいローテーション。サーブでバックに山村が下がり、松本、越川、朝長となったところが、解説川合もしきりにここですとポイントを示したとおり、苦しい展開が何度かあった。しかし、第4セットでは松本のブロックが冴える。俺も気合が入った。リードブロックで1枚でイソンギョンを止めた場面。川合も吠えた。そして、21歳スーパーエース対決で、山本に替えて清水の投入で、ブンソンミンとの対決。清水、松本のダブルクイックで相手を翻弄。相手もベテランのお馴染み、イギョンス、シンソンホ、シンヨンス(いつ見ても広沢に見える)が応戦していたが、ブロックなどで相手の攻撃を封じ、流れは終始日本ペース。
植田監督曰く、最後はやっぱり闘争心!どんな戦術、データバレーでも最後は闘争心。みんなでつなぐバレーの醍醐味。落ち際まで諦めない気持ち。随所にスーパーレシーブ。ギリギリのところで拾い、つなぎそれを決める。
苦しい試合だったが、観ているほうは少し安心感を垣間見た。やっぱり全員バレーで北京五輪を獲る!カミサンもいつもは女子バレーで男子はつまらないといいいながらも、男子の決めると表情豊かにする姿に段々と男子バレーの魅力に取り付かれ、クールな表情の栗原とは対照的で、とにかく吠えまくる石島、越川、そしてみんなで喜びあう姿がいいらしい。
さてまだまだ厳しい試合は続くけど、本物になってきた植田ジャパンを見たい。
頑張れ!ニッポン\( ̄ー ̄)/ ほ~い
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