真夏日から一遍、思わず冬物着てる((´д`)) ぶるぶる・・・さむぅ9月も最終日ということで、どうしても観ておかなきゃと思っていた映画『Life 天国で君に逢えたら』を観てきたよ。
仕事帰りで客もチラホラ集まってきていたんでこの前みたいことはないだろうと入ったら、客は一人(; ̄ー ̄A アセアセ・・・上映終盤だとはいえ、あの集団は、みんな『HERO』かあ(-。-) ボソッだだっ広い劇場にたったの二人っていうのはビックリ。思わず顔を見合わせて苦笑いというか、妙な緊張感のなか、スクリーンを見つめてた。
飯島夏樹さんが亡くなって2年半以上が経ったねえ。『彼の生前のドキュメントを見て彼の存在を知ってからは、ブログで、『今日も生かされています』をチェックしていたっけ。ハワイ経由天国行き』のチケットを持って、冬のないハワイに移住したこと、最後まで人前では笑顔だったことを思い出した。俺と同い年。末期ガンになってからの精神状態の移り変わり。最期は、何か楽しんでいるようで・・・・・。
映画サイトをチェックしたら、生前、サザンが好きだったということで、映画主題歌を依頼したら、即OKだったとか、桑田佳祐さんも飯島夏樹を知って心を打たれたとか感(┳∧┳)動。「風の詩を聴かせて」誕生秘話もまた、飯島夏樹という人物の偉大な力だった。
飯島夏樹は、ウインドーサーフィンの世界に日本人として自費参加。ワールドカップに参戦。決して華々しい世界でなく苦しい生活を余儀なくされた時代が映画でも再現されていた。『夢』をあきらめない。それを支えた寛子さんもまた素晴らしい女性だってこと。
後にも先にも、飯島夏樹のようなサーファーはいないということ。飽食の時代に、ハングリーな生活で、映画でも何度も彼の持ち味は「天然」。計算せずに天然で行けというのは人生そのものだったのかなと思った。
大沢たかお演じる夏樹、伊東美咲演じる寛子、そして子供達。よかったよ。
家族崩壊の世の中で、これほどまでに威厳のある父、家族愛を表現できる家族はあるのかなって俺は恥かしくなった。大沢たかお、伊東美咲とも本人になりきっているし、なんとなく似ていて。そんな表情を見ながら、彼の生き様をスクリーンを通じて思い出し、振り返っていたよ。
亡くなって2年半、彼という存在は、ウインドーサーフィンの世界だけでなく、人間として、病気と闘っている多くの人々を勇気付けている。本当は、「怖い、弱虫なんだ。」と本音もちらっと飛び出して、でも病気と向き合って最期まで生きた人生は立派だったと思う。
「悲しみはいつか喜びに変わります。」と寛子さんの言葉。この映画で飯島夏樹という人物像がまたクローズアップされ、さらに今も尚、輝き続けているんだと実感した。
二人でこの映画を見つめ、ほろっと来る場面は何度もあったが、涙、涙の感動作品というより何か清々しい気分にさせられたのは俺達だけだったのだろうか?
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