俺にとっての球春[E:baseball]だなんて大袈裟だけど、職場の野球、そして地区のソフトバレー始まった。今日は地区の球技大会で関係者だから朝6時招集だったけど、雨で中止。ホッ(-。-;)久しぶりに予定が狂ったというか久々の雨。色んな意味で恵の雨だ。
すでに木曜日の野球、昨日のソフトバレーの筋肉疲労で身体全身が筋肉痛。ぬぅ(; ̄- ̄)...だから今日は休みたかった。ただ心残りは慰労会。飲み会できないのは残念だが、篤姫は予定通り観れるぞと2次会に突入したときを想定していたから(;^_^A アセアセ
バレーボールは好きだからつい頑張ってしまうし、ナイスプレーを見せたい。40越えで動きは緩慢だが、まだまだボールに飛び込むフライングレシーブだって・・・・現役だあ。
伊達公子には負けていられない。めざせ!憧れのかおる姫!
厄年だから気をつけないと客観的には思う。
晴耕雨読 外は寒いし、雨だし、読書。
この本読み終えて、『忠臣蔵』の意味を初めて考えているかもしれない。そして、やっと忠臣蔵の意味が分かった気がする。そんな小説。
「古今無双の忠臣」。赤穂が「善」で吉良が「悪」の構図。「忠義」と「法」の衝突。
赤穂浅野家の旧臣が一党47名が吉良屋敷に討ち入り、上野介の首級を挙げ、切腹を賜った事件。浅野内匠頭が殿中にて刃傷。喧嘩両成敗であるべきところが、浅野は即日切腹、赤穂浅野家はお家断絶。まあ、ご承知のとおりかと・・・
生類憐みの令という悪法を作った時の将軍、綱吉。その判断ミスが、住民感情に触れ、庶民は赤穂びいきとなっていく様。また、赤穂びいきに誘導していく柳沢吉保の政治力には関心させられた。
著者が文中の一説に・・・
「真の政治家ならば、行政の論理を十分に理解した上で政治の責任において社会の実態と折り合いをつけなければならない。それこそが政治の仕事である。」
「過去の行政の誤りを黙過し、それを先例としてその後の措置を講じ続ければ、いずれは体制そのものにボディブローが効いてしまうからである。」
「が、行政の方向を転換させるのは並大抵の覚悟では出来ない。悪法であっても、ひとたび法として施行されてしまうと後に改めるのは困難になるのは、生類憐みの令で見たとおりである。」・・・・
なんか、今の世の中に似ているではないかあ(-。-) ボソッ
討ち入り後の大石蔵内助ら46人の同士の処分は、討ち入り成功に歓喜の声こそが、通常ならば犯罪者をたたえる庶民感情から、武士として名誉な切腹と言う選択肢に変わっていく様。またその影に、浅野阿久利、瑤泉院と大石蔵内助の太いパイプ。忠臣が存在していたところは読み応えあり。討ち入りまでに周到な準備。
大石蔵内助が一人で欺いていたと思われた女遊びも、瑤泉院の差し金?!だったというタッチ。すべて瑤泉院さまがお見通しで女遊びを知られていたのかと焦る大石の人間味が溢れていた。
絵図面を手に入れた毛利小平太の勇気ある離脱。単なる利用ではなく、彼女の気持ちに対する愛情そして葛藤。苦渋の選択にも大石のナイスフォローが、独りよがりでなく、きめ細かい対応が深い感動を呼び起こす。
討ち入りシーンなんぞも、細かい描写。とにかく全編通して史実に基づき、大変よく描かれていると思う。
この討ち入りの被害者、吉良義周。上野介の養子であったばっかりに、赤穂の一党とは対照的に信州高島のあの一度は武田氏に滅ぼされた諏訪氏にお預けとなる。かわいそうすぎ。
今まで忠臣蔵では歴史的な流れを意識してはいなかったけど、時代背景、政治の流れも意識出来た。綱吉以後は、映画「大奥」に繋がっていくし、そして幕末「新選組!」「篤姫」へ・・・なりゆき的な勝手に妄想。勝手に想像する歴史的な流れが生まれて( ̄ー+ ̄)。
小説の結びに
「瑤泉院。俗名浅野阿久利。この清楚な貴婦人があってこそ、今もって日本人の心を揺さぶり続ける「忠臣蔵」は成り立っているのである。」
ドラマ「忠臣蔵 瑤泉院の陰謀」では、ヒロイン役は稲森いずみ。ちなみに大石りくに松坂慶子。柳沢吉保に高橋英樹。まあ、篤姫観てりゃあ、言わなくとも分かるね(  ̄- ̄)フムフム
とにかく700ページを越えていたために読み応えありの忠臣蔵の一冊。
忠臣蔵フリークの方にはおすすめの一冊です。\( ̄ー ̄)/ ほ~い
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